まなびピアの一日

一言で言うと、盛況でした。活気がありましたよ。

個人的には、中学時代の恩師鈴木先生が、中学生の引率でいらっしゃっており、再開できたことがうれしかったですね。
来年、僕の息子が、中学生だと言ったら、驚いてました。時のたつのは早いですね。おまけに、スポ少の指導者をしていると言ったら、笑ってましたっけ(でもスポ少も立派な生涯学習の一環ですよね)。昔から、こんな性格してたんでしょうね、きっと…。来年息子が入部したいと言っている部活の顧問知っているから、宜しく言っておくですって。親子二代でお世話になります。もし、転勤で、担任なんて言ったら、もっと笑っちゃいますね。もし、三者面談なんか行ったら大変だぞ。親の威厳無しです。考えてみるとその可能性大ナンダヨナー。先生方皆さん、偉くなられてますけどね。と、懐かしく遥か昔を思い出しながら。




ライブはアート&デザインの学生さんが頑張りました。
お昼のお弁当、美味しかった。でも「ふくふく」のラーメンはもっと美味しかった。
小学生や、中学生が多くて賑やかで良かったです。一日疲れたな~


2008年10月15日 Posted by setura at 18:33 │Comments(0) │徒然草
盛況まなびピア

2008年10月15日 Posted by setura at 12:03 │Comments(0) │徒然草
まなびピアふくしま

まなびピアふくしまは最終日。
屋外なので天気が崩れないことを祈るのみです。



写真は事前に配布された、運営マニュアルです。

書いてあります。(作った方、スゴイです)企画調整部だけで対応できないので、各部局
横断でお手伝いなのですね。



郡山市民文化センターでは閉会式が行われます。

五日間にわたる、全国持ち回りで行われた壮大なイベントも
福島は本日で、とりあえず幕ですね。





2008年10月15日 Posted by setura at 07:20 │Comments(0) │徒然草
枝葉末節
「枝葉末節」、言葉で言うと、木の幹でない枝葉の部分ですね。転じて、主要なものでないことや、大事でないことを指してよく使われる言葉ですね。ところで20年以上前、このタイトルで本を出版されたのが、当時、日本大学工学部建築学科教授の谷川正巳先生でした。
実は、私、この先生の影響で、文章を(当時はエッセイから)書き始めました。谷川先生からは西洋建築史と近代建築史を習っていたのですが、講義の中で、先生独自の建築思想論を楽しく教わりました。谷川先生、日本におけるフランク・ロイド・ライト研究の第一人者でしたから、授業はライトのエピソードが多かったですね。三井ホームが企画したライトのドキュメンタリー「輝ける額」の撮影時に女優吉永小百合さんとご一緒した話しなど、そりゃ、もう楽しそうでしたっけ。
ところで、谷川先生いわく、建築の設計においては、この枝葉末節な枝葉の部分が、完成後の使いがってに与える影響の大きさ・大切さを熱くおっしゃってました。
住宅の設計において、確かに幹の部分、つまり構造や基本プランの部分は重要です。何といっても、構造やプランは生命の安全や価格といった最も重要な部分ですからね。ところでこれに比べると、コンセントの高さを何センチに取り付けるとか、キッチンの壁の仕上げ材料は何にするかとか、ちょっとした棚をつけるつけないとか…(言い出すときりが無いのですが…)こんな細かなことが、完成した住宅にお住まいになってからの満足度につながるんですね。だから生活していくうえでの、まぁ、どうでもいいような細かいことが、気になることを意識してしまう性格なのかも知れませんが、設計やってたころ役に立ちました。 今も小説を書くのには役に立ってます
例えば、洗濯物で靴下たたむ時に、僕はたたまず、クルくるっとまとめて、引き出しの奥からしまうんですね。こうすると常に同じものばかりはかないですよね。でも、うちの女房はなんにも考えず手前からしまいます。たまに同じものがそろってなかったり…
こんな例はたくさんありますよ。まあ、見てみないようにしてますけど
打ち合わせに訪問したときも、だまって、いろいろ眺めてましたよ。たとえば、食器棚の中の置き方。整然としていたり、バラバラだったり、しっちゃかめっちゃかだったり。 素直に家事が嫌いだと言ってくれれば、いいのに、(ストレートな奥様もいましたけどね)、こちらもそういうところから推測するしかない。まあ、9割り方当たりましたね。何事も経験ですね。でも、そういう細かな観察って、設計に役に立つものなんです。 自動車の設計でも、トヨタ・ホンダはうまいですよね。だって、徹底して人間の行動を観察して商品開発してますもの。
だから、建築を学ぶ学生さん、特に設計やりたいといっている学生さんにも、日常生活の細部にこだわって欲しいなぁなどと、思いながら…。
2008年10月14日 Posted by setura at 18:34 │Comments(6) │建築概論
合同練習
交流チームの皆様方に感謝です。



さて、練習をさせていただき、一から出直しのブルースターとしましては、大変勉強になりました。一番の問題は、単調な、連続できない攻撃ですね…



私が見せていただいた、各チームの感想としては…
Aoiトップガンさん 県大会時よりパス回しが早くつながるようになりましたね。元々ディフェンスが強いチームですから、攻撃力アップは恐ろしい限りです。


新鶴ファイターズさん 攻撃のパターンが定型化してきており、攻撃力が上がってますね。①番君、まだまだ伸びますね。ケガに注意してね。

新鶴ファイターズjr さん 楽しんでドッジができたかな


須賀川ゴジラキッズさん 合同合宿のときよりだいぶ成長してますね。①③番さん、うまくなってますよ。全体的に守備力アップしてますね。②番君、早く足のケガを治そうね。無理は禁物だよ。僕は君の成長がゴジラの勝利の鍵を握っていると思うよ


さて、ブルースターキング騎士の諸君。だいぶドッジの試合らしくはなってきたね。新キャプテンのもと、攻撃陣はこれから攻撃の組み立てをまず考えていこう。もちろん全体のディフェンス力のアップも欠かせないね。ただし、ここ最近行っていた、ディフェンスの練習の結果が少しずつだけど出てきたんじゃないかな。次はターンしてのディフェンスにトライしていこう。何より、ドッジを楽しんでね。

さて、ブルースターキングの諸君。審判の立場から言うと、今日の最後のAoiさんに胸をお借りした試合。あの試合はいいしあいだったなぁ~。まるで県大会の決勝並みの早いパス回しの、攻撃的ないい試合でした。ああいう、試合が全試合出来れば、本当に万年三位(今はそれ以下、決勝トーナメントにすら進めないのだから…)から脱却出来るのにな。ところが、その後の、ふがいない試合。君たちは松島カップで学んだことをすっかり忘れてしまっているね。情けないなぁ~。でも、居残り練習で課題が分かったんじゃないのかな。
どうしたら、自分たちのペースに持ち込めるのか、あれだけいい試合も出来るのだから、それを考えよう。


ブルースターの保護者の皆様方、本日は一日、ありがとうございました。おかげさまで合同練習、無事に終了できした。
特に、今年度入団されました、保護者の皆さん、オフィシャル席のお手伝いありがとうございました。きっと緊張の連続であったのではないかと思います。また、クィーンの皆さんには、白熱・緊迫したサドンデスの試合を見せていただき、お疲れ様でした。あのガッツがキングの選手に見習ってもらいたい限りです。



本日お越しいただきました、チームの皆様ありがとうございました。また宜しくお願いいたします。

2008年10月13日 Posted by setura at 19:43 │Comments(3) │ドッジすごろく
今日は練習試合
まなびピアふくしま開幕

少子高齢社会(日本はもはや、高齢化社会ではなく、高齢社会ですね)になって、
今後、ますます元気なお年寄り、活き活き生きるお年寄りの皆さんの活力が、
地域社会の発展・活性化が欠かせなくなっていきますよね。


「わしも族」なんて言葉が問題になっていますけど、会社勤めに一直線だった
男性陣が、定年を迎えて、生きる楽しみや、目的が見つからずに、奥様について回る。
奥様も精神的に大変負担になってしまい、ひどくすると精神病を煩ってしまったり…。

だからこそ、若い頃から、仕事以外に社会や地域と関わっていくことが大切なんですね。
生涯学習って、別に何かを勉強すると言うことだけではないですからね。
今後、大きな経済成長が望めない日本経済にとって、活性化のキーワードは地域だと
思うのですがね…。仕事以外の楽しみを持つことは、自分の生き甲斐造りだと思うのですがね…。


なんて思いながら15日は動員でフェスティバル参加のせつらです。
2008年10月13日 Posted by setura at 06:00 │Comments(0) │時事こもごも
男のための自分探し
先日、新聞に紹介されて即注文して、本日読んでみました。伊藤健太郎著、「男のための自分探し」です。大変分かりやすい哲学書でした。哲学書と言っても、愛、性、結婚などのキーワードで「自分」と「自分の体」の二つの側面から、なぜ男性は女性を求めるのか、浮気をしてしまうのかという分かりやすいテーマを哲学で説明してくれています。最後は、「死」と「人はなんのために生きるのか」という最も哲学らしいテーマについて解き明かしています。昔、ベストセラーになった「ソフィーの世界」よりも単純明快に分かりやすく哲学を説明しています。午前と午後のドッジの練習後で、読めてしまう分かりやすさ。これからもう一度読み返そうと思っています。

「男性が気持ちいいと感じることは、自分の遺伝子を残すことにつながっている」






2008年10月11日 Posted by setura at 21:39 │Comments(2) │徒然草
福島天狗

今日は、天狗の海鮮丼とうどんのセット。ご飯がちゃんと酢飯で、美味しかったです(なんか美味しいしか言ってませんね)。危なく、ビールを頼みそうな誘惑に打ち勝ち(本当に飲んでないですからね)、ビールよまたねと、涙を飲んで、ランチタイムのドリンクバーを付けて、コーヒーをガブガブのむ私(せ、せこい…)。
2008年10月10日 Posted by setura at 12:58 │Comments(0) │徒然草
白河一心

残念だったのは、なんで大盛り150円に、しなかったんだろう(自分のバカッ)。
2008年10月09日 Posted by setura at 12:37 │Comments(0) │徒然草
講習終了

おかげさまで、お気に入りの登録の方法が分かりました。早速、お気に入りのページを登録してみました。


2008年10月07日 Posted by setura at 22:20 │Comments(1) │徒然草
只今、講習中です


いやー、楽しいなぁー、学生気分って


2008年10月07日 Posted by setura at 19:16 │Comments(0) │徒然草
雨の遠足


娘のた◎◎な幼稚園の親子遠足で西郷村のキョロロン村に出かけました。

あいにくの雨模様。(病み上がりの体に鞭打って…)


保護者のバスにのりこみ、女房と相席の為、我が家の席の一角だけやけに静か。ぼくは、原稿書いてるし、女房はDSをしているこの夫婦。

ところで、現地でも雨が止まず。何故か、親のバスだけ甲子トンネルを見に行くとつげられバスで新トンネルへ。トンネル通過、おお、長いぜ、といった後も、オイオイどこまで行くんだろう、下郷の観音沼までいってやっとユータウン。再び、今来たトンネルを通り、キョロロン村へ。雨の中歩いて坂を昇ると、西郷勤労者アクティブセンターへ。中では子供たちが待ち構え、記念撮影。その後、中で、お弁当を食べると、もう、12時半。確か帰りは1時出発だったはず…。

園が用意してくれたボールで園児達とキャッチボールすること30分(未来のドッジボーラーがたくさんいました。待ってるよ)。その後、即バスで帰宅のとへ。紅葉はまだ色づかず。何しに来たのだろう。楽しみにしていた風呂とビールは時間がなくおあずけ。ショック。


まぁ、でも、子供は十分楽しめたようですから、先生方と保護者の役員の皆様に感謝です。 ああ~風邪がひどくならないといいんだけど…

2008年10月06日 Posted by setura at 17:44 │Comments(0) │徒然草
のんびり仕事中

写真は愛用の古いパソコンです。なんたってOSがWindows98ですから。もう10年使用しています。入力だけなら、これで十分。どうせ、メインで使用のソフトはメモ帳ですし。コンパクトで持ち運びに便利です。でも今は携帯(正確にはPHSのスマートフォン)でたいてい事足ります。Word、Excelが使えますからね。それでも、文章作成はやっぱり愛用機ですね。
でも、さすがにインターネットは遅くて別のパソコンでしています。当時は最新機種だったのになあー。日進月歩ですね。
2008年10月04日 Posted by setura at 12:01 │Comments(0) │徒然草
デジカメの勝ち

昨晩早く寝すぎて、これ以上寝てられないと起きたら、すでに7時。のどは痛いけど体調は良し。睡眠と薬の力は偉大です。今日は無理せず自宅で仕事をすることにします。

ところで昨日の自分のブログを見ていて、気づきましたが、(気づくのおそッ)、携帯からメールでブログにアップしたものと、デジカメでパソコンからアップしたものでは写真の画像の綺麗さが違いますね。「小さい秋みつけた」は最初、携帯からメールでアップ。(右の写真です) その後、パソコンでプログを見て、写真を左の写真と入れ替えました。(左の写真です) と言うことで写真の左はデジカメ、右は携帯画像。昨日の昼は、ボゥーとしてたので、そんなことしてたのですね。

僕のデジカメ、古い物で400画素の物を最低画質設定で撮影しています。方や携帯は200画素の物で高画質撮影(左の写真は低画質撮影、なおさら荒いわけです。鍋焼きは高画質撮影) してこの違い。昨晩の「鍋焼きうどん」の写真も、携帯から。古いと言っても、やっぱりデジカメ侮れない…


とは言え、とてもsotoさんの「郡山写真 ~ココロ模様~」のブログのような素敵な写真は撮れませんけど…(大ファンです)
「タイムリーな記事なら、携帯から、後から綺麗に載せたいならデジカメで」と両方持ち歩こうとする、欲張りなわたし。

2008年10月04日 Posted by setura at 08:34 │Comments(1) │徒然草
小さい秋見つけた
構造が嫌いな学生諸君
写真は、左から、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の構造模型です。左二つの模型は本校で製作した物です。

さて、左の写真は、職場の建物の柱。耐震強度で引っかかり、で現在耐震改修工事中です。
校内のいたるところの、壁を撤去し、柱を削り、これから補強工事をしていくというもの。
だから校内あちらこちらが閉鎖中。でも、いま、地震がきたらと思うと、寒気が…。「一ころだぞこれは…」という感じです。


ところで、建物の強度が弱い理由はいくつか挙げられますが
①設計の段階で満たしていない
②施行不良
以上の二点が考えられます。特に設計段階の場合、建築基準法が改正される以前と後では水平剛性に対する安全率の考え方が違いますから、古い建物だと、現行の基準に抵触してしまうのですね。
姉歯建築士の場合は、分かってながら、強度の偽装をしていましたから、あれは犯罪です。人の命より、お金が大事という見本みたいな話しですね。けしてあってはなりません。
さて、施行不良も、かなり問題です。特に鉄筋コンクリート造の場合、構造体の中にある鉄筋の太さ、量は昔はいくらでもインチキしていましたし、コンクリートにも不法加水をしていましたから、所定の強度が出ないんですね。もちろん古い建築物の全てがそうではないのですが、うちの職場の建物、以前調査したとき、明らかにコンクリートの被りがない。(足りないのでなく無い箇所発見) 手抜き工事の最たるものです。困ったものです。それで今になって、構造強度が足りないなんて…当たり前。設計が旧基準で、おまけに施行も手抜き。ダブルパンチなのです。


さてさて、学生にこのような構造の話しをすると嫌いな学生多いんです。
特に構造は、構造設計・建築材料学・建築施工方法の三つが分かってないと、会話が成立たないんですが、特に学生は構造設計は嫌いな学生多いですね。
まず基本は 荷重・反力・応力・断面算定(計算)・基準強度(材料強度)・許容応力度算定 といったものさえ覚えれば何とか会話が成立つんですけどね…。
さてこのときに、この角材は二本の柱材で支えられていますから、一本の柱には 80÷2 で40キロの力がうえからかかっています。さて、小学生の時、力の釣り合いを勉強しましたよね、(支点・力点・作用点のやじろべいの話しです)
この柱のケースの場合、柱の上から40キロの力で押されている場合、柱の下から同じ40キロの力で押し返しているんでね。この力を反力といいます。
荷重がかかって、反力が生じると、実は角材や柱の中には、力が伝達されているのです。こ部材の内部に生じる伝達する力(流れ方)を応力といいます。(経験上、この応力が学生最も嫌いですね

応力には、軸方向力(圧縮と引張りの二つがあります)、せん断力、曲げモーメントの三種類があります。軸方向力はこの場合
圧縮力として柱をつぶそうと働く力の流れですね。せん断とは、横向きの角材を上下に引きちぎろうと働く力の流れ、曲げモーメントとは、角材を曲げようとする力の流れです。下のスケッチで左がせん断力による壊れ方、右は曲げによる変形のイメージです。
ところでこの応力の分布は一様ではありません。右のスケッチは、例題の曲げモーメントの分布状態を示した応力図です。つまり、加重がかかっている真下、梁材の真ん中が一番壊れやすく、言い換えると曲がりやすくなっています。

その最も壊れやすいところがどこなのか、どれくらいの力がかかるのかを知るのが応力計算です。
次に考えるのが、断面算定です。な~んてことはありません。経験上、太い柱は細い柱より丈夫なことを知っていますよね。
要は、どれだけ太くすれば壊れないかを考えるわけです。もう一つ大切なことは、断面の向きなのです。
たとえば、横10センチ縦20センチの角材があったとして、これをどちらを縦向きに使えば丈夫かと言うことを考えます。
上のスケッチの場合、20センチの方を縦方向に使用した方が丈夫ですよね。
その次が、材料の持つ強さです。たとえば、生物材料である木材は、1センチ角にどれだけの力をかけたら壊れるかが、これまでの実験結果から、おおよその数値が分かっています。おおよそと言ったのは、木材は生物ですから、同じ種類の木材でも若干のばらつきがあるのですね。この壊れるときの強度を材料強度と言います。これに対して、コンクリートはセメント・水・砂・砂利の配分で壊れる強度を変えられます。そこで、理論上想定する壊れる強度を設計基準強度と言います。
さて、今8トンの荷重が10センチ角の柱にかかっていたとして、この柱1センチ角の圧縮の設計基準強度が、100キロとすれば、柱の断面積は 10×10で100平方センチメートル。1センチ角で100キロだから 100×100で 10000㎏の力で壊れることになりますね。つまり逆に言うとこの柱は10トンの力まで耐えられます。だから8トンの荷重にならこの柱は耐えられますね。これが構造設計の基本的な考え方です。
最後に、上の例題で、仮に設計基準強度100だとしても、たとえばこの柱はその三分の一の約33キロで壊れてしまうとして計算するのです。そうすると、8000(㎏)÷33(㎏/平方センチメートル)=242.4242… この平方根は約15.6㎝となり
15.6センチ角の柱が必要になります。実際は8.96センチ角の柱で持ちますから、比較していただくと安全率3で設計基準強度を割って得た33㎏の値で設計をかけると、壊れるまでにやく3倍の余裕があることになりますね。この33キロの値、つまり基準強度を安全率で割って求めた値を許容応力度といいます。この許容応力度を用いて、建物の構造計算を行っていく方法を許容応力設計法と言い、最も基本的な構造計算の方法になります。
(後書きで追記しますと、厳密には許容応力度の値は基準法で定められています。あえて、σbやτのような具体的な話は控えています。ここでの記述は学生用の概念であるとお考え下さい)
ここまでをまとめて言うと、
部材に荷重がかかると、その部材を支える場所に反力が発生し、同時に部材の中に力が伝達される応力が発生する。応力は一様にかからず場所毎に異なる。その異なる応力の中で最大の応力値に耐えられるうに、安全率を考慮した許容応力度以下になるように材料の特性を考慮しながら断面積を算定する。
これが構造設計なんです。
これをいかにして学生に教えるかが難しいんだよなー

デモね、学生諸君。みんなは計画計画ってプラン造る方が好きだけど、安全に建たないプランは意味がないんだよ。最低でもここで書いたことが分かって計画設計しないと現場では笑われちゃうよ…

2008年10月02日 Posted by setura at 21:31 │Comments(2) │建築概論
建物の寿命
今夜は少しまじめに…

建物の寿命には、①物理的な寿命 ②機能的な寿命がある と学生時代教えられてきました。
前者は構造強度上、材料の経年劣化による寿命です。鉄骨造なら錆による鉄骨の肉厚減少による構造耐力上の許容年数。鉄筋コンクリート造の場合は被り厚さ部分の中性化による脱アルカリ化の年数。木造建築は腐朽による構造上の耐用年数で考えるとわかりやすいですね。機能的な寿命とは、その名の通り、使用目的の目的を果たせなくなったときに、その寿命が尽きたとする考え方ですね。
写真は昨年暮れに、喜多方の校舎の配管ピット内に潜った時の内部の配管写真です。上部の横引き配管は錆びていないのに対し、下部配管は完全に錆びています。背後のコンクリートをよく見ると、上部配管と、下部配管の間ので色が異なっています。ここまで水が浸水していたためと考えられます。大なり小なり、建築物はできあがってから、使用している間にだんだんと劣化していきます。その最も大きな原因の一つが水であり、建築物の寿命は水との戦いとも言えます。
ところで、寿命の話に戻った場合に、日本と欧米では建築物の寿命に対しての考え方の基本が異なります。日本は、古来、木造建築で多くの建物を築いてきたため、建物を簡単に取り壊せる意識が国民的に強く、「建替文化」の国であると言えます。
良く、「この家も手狭になったから建て替えようか」

これに対して、欧米は、昔から建築材料を石材に求めてきました。そのため組積造という建築工法が主流となり、堅牢な壁を持つ建築物が築かれてきました。このため、建築物は一度建てたら壊せないとする考え方が主流となり、建築内部を模様替え等して使用する「リフォームの文化」が定着することになります。たしかに産業革命以降、鋼材の大量生産による鉄骨造の出現はヨーロッパ建築においては革命でしたが、今でも古い組積造の町並みが数多く残り、そこで生活していますよね。
こうした建築物に対する考え方は、同時に自然に対する考え方の違いをも教えてくれます。紙と木で出来たふすまや障子等で
家の内外の区別を付けていた日本建築は自然と共存していく考え方に対し、厚い壁で内と外を遮られた国では自然を厳しい物としてと対峙する考え方が生じます。しかし、この考え方も今ではだいぶ薄れていますね。
さて、話を建築物の寿命に戻します。つまり建築物を簡単に壊せてしまう日本では、機能的な寿命に必然的に重きが置かれたのに対し、丈夫な壁で構成されたヨーロッパでは構造的な寿命を建築物の寿命ととら得たのですね。
蛇足ですが、日本の建築基準法の建築物の定義では、①柱と梁で屋根を構成しているもの ②壁と屋根で構成しているもの
の二つが建築物なのですね。つまり「柱と横架材で骨組みを作りその上に屋根が構成されている(この場合目隠しのための壁はいらない)もの」と、「石積みとうで壁造って、その上に屋根をかけたもの」の二つが建築物に該当します。言うまでもなく前者は日本建築、後者はヨーロッパ建築的な造りですね。もちろん日本にも校倉造りという木造による組積造的な工法もありましたし、ヨーロッパにもパルテノンのような柱の工法もありましたが…。
この使用できる建築材料の違いが、主たる建築工法や、それに伴う建築寿命に対する考え方の相違を国民性として長い歴史の中で作り上げてきたのですね。そう考えると、奥が深いですね。

2008年10月01日 Posted by setura at 22:26 │Comments(2) │建築概論
祝 3000件 ヒット
祝 3000件です


昨晩、2時まで、原稿書いていたので、今日は眠い眠い。

ブログ小説を、スタートしたいなあーと、思いつつ、。
今日は、仕事で朝から白河です。 「風雲児ジャン」(ジャンは漢字が見当たらず‥)の焼豚味噌らー麺がランチです。美味しかった