ガンダム哀愁
ガンダムは自然・政治思想の物語です
僕ぐらいの年齢だと小学生から中学生時代に必ず見ていたであろう「機動戦士ガンダム」
確かに、子供の頃、ロボットアニメと言うことで好きでしたが、大人になってから見直してみても、そのストーリーの複雑さに驚かせられます。ガンダム、Ζガンダム、ΖΖガンダム、逆襲のシャア と続く宇宙世紀4部作。これはシャア・アズナブルのストーリーだったんだ~と楽しめます。そもそも、話の根幹が、政治です。アースノイドとスペースノイドの自治権をかけた独立戦争。その主義・主張を軸として話が進みます。そこには完全著悪の正義はありません。正義はお互いの主張の正当化なのです。世界の歴史を学んだ後で、もう一度このガンダムワールドを見ると、あらためて深い話だと思わざるえません。今の日本の政治を見ているようです。Ζガンダムのラストでは主人公の少年が精神崩壊を起こします。こんなアニメも珍しい。(映画版はエンディングを変えています)
もちろん、モビルスーツやアーマーと言った登場するメカニカルな部分についても、ミノフスキー物理学といった空想の科学をベースに構成されますが、実に興味深い、よく考えられていますね(かなり後付で理由が作られている部分も多いですが)。第1世代モビルスーツから第4世代モビルスーツまでの性能的変遷も実に面白いです。つい、ディアゴスティーニの週間ガンダムファイルを全巻そろえてしまいました。写真は最近発売されていたハウツー本。つい、暇なときに時間つぶしで読んでしまいます。そのうち、このガンダムに登場する政治的思想について、現代社会論・歴史論から考察してみたいと思います。
(暇なやつですね)